貯金が苦手な人ほどハマる“数学的貯金術”3選 ― お金が勝手に貯まる数式とは?


「気づいたら今月も貯金ゼロだった…」


そんな経験、ありませんか?


実は貯金ができない原因の多くは

意志の弱さではなく、数字の見え方の問題なんです。


今回は、数学の考え方を使って「自然とお金が貯まる」方法を紹介します。


数字が苦手でも大丈夫。

むしろ、数字が分からない人ほど効く“数学的貯金術”です。

■ 実体験:気づいたら貯金が消えていた

私は大学生のころ、毎月「余ったら貯金しよう」と思っていました。


でも、結局ほとんど貯まらない。


コンビニの新作スイーツ、サブスク、友人との食事…

気づけば口座はスカスカ。

そんなある日、「先に引く」という方法を試してみたら、


半年で10万円以上貯まりました。


何が違ったのか?


実はその背後に“数学的ルール”があったんです。

■ 数学的貯金術①:「先取り貯金=1−支出率の法則」

人間は「残ったら貯金」ができません。


なぜなら支出が**可変的(variable)**だからです。

たとえば月収20万円の人が「5万円貯めたい」と思っても、


生活費が月によって変動するため、実際には難しい。

ここで使うのが「1−支出率の法則」です。

貯金額 = 収入 × (1 − 支出率)

たとえば支出率を80%(つまり収入の8割を使う)と決めると、


毎月自動的に2割が貯金されます。


つまり「20万円収入なら、4万円が自動で貯まる」仕組み。

この“先取り型”に変えただけで、私の貯金は一気に増えました。


しかも「残りで生活する」という心理的制約がかかるため、

自然と無駄遣いも減ります。

■ 数学的貯金術②:「72の法則」で未来の資産を予測せよ

「72の法則」という有名な数式があります。


これは、資産が2倍になるまでの年数をざっくり求める方法です。

72 ÷ 金利(%) ≒ 倍になるまでの年数

たとえば金利が3%なら、


72 ÷ 3 = 24年で2倍。

銀行預金のように年0.001%だと…


72 ÷ 0.001 = 72,000年


つまり、ほぼ増えません(笑)

一方、年3〜5%の積立型投資をすれば、


20〜25年で資産が2倍になる計算です。


これを理解すると、

「ただ貯める」よりも「どう運用するか」

を考える意識に変わります。

つまり数学的に見ると、

「貯金額」より「金利」が未来を決める。

私もこの法則をきっかけに、NISAやつみたて投資に興味を持ち始めました。

■ 数学的貯金術③:「1日100円=年36,500円」の積分思考

「1日100円ぐらいなら使ってもいいか」と思っていませんか?


でもそれを数式にして積分(積み上げ)すると…


100円 × 365日 = 36,500円/年

この“積み重ね思考”こそが数学的貯金の本質です。


100円の無駄遣いも、積もれば立派な浪費。


逆に、1日100円を貯金すれば1年で36,500円。


10年で36万5,000円。

私はこの発想で、自動で1日300円積立のアプリを利用し始めました。


1年後には10万円超え。


「塵も積もれば山となる」は、まさに数学の“積分”そのものなんです。

■ 数学を使えば「お金の未来」が読める

貯金というのは、感情ではなく数式で動かすもの


だから、数学的に考えると次のような発見があります。

数学的視点内容結果
支出率先に使う割合を決める無駄遣い減少
複利小さな金利でも長期で増える投資の重要性理解
積分的発想日々の小さな積み上げを意識継続的貯金

たとえば「100円を1日」「年利5%」で10年積み立てると、


単純に100×365×10=36万5,000円ではなく、


複利で47万円以上に増えます。


これが数学の魔法――いや、「現実の力」です。

■ 貯金アプリも“数学化”すると続く

多くの人が挫折する理由は、「目的が曖昧だから」。


数学的に“見える化”すると、自然と続きます。

  • 月ごとに貯金関数 f(x) = ax + bを設定(a=月貯金額、b=初期資金)
  • 年単位で増加率 rを追跡
  • グラフ化して成長を“視覚的に体感”

私はこれをGoogleスプレッドシートで管理しています。


数式で動くので、目標達成率がひと目で分かる。


数字で貯金を“ゲーム化”するのは、かなりおすすめです。

■ 「貯金ができる人」は数学的思考をしている

節約家やお金持ちの多くは、実は無意識に数学を使っています。


・比率(支出率・貯蓄率)
・増加率(複利・成長)
・累積(積分的発想)

これらを理解している人ほど、お金の流れを数字で捉え、無駄を減らしているんです。


つまり「貯金上手=数字上手」といっても過言ではありません。

■ まとめ:数式ひとつで、お金の未来が変わる

数学は、日常にこそ役立ちます。


「難しそう」と思っていた数式も、

実はお金を増やすための道具なんです。

  • 収入の2割を“自動で貯める”
  • “72の法則”で未来の資産を読む
  • “1日100円”の積分でコツコツ積む

これだけで、あなたの貯金習慣は劇的に変わります。


数字は裏切りません。


むしろ、あなたのお金を守ってくれる最強の味方です。

PROFILE


タカハシ

国立大学理系学部→某メーカー勤務

日常生活に数学を取り入れる新たな節約を考案。

約15万円/年の節約に成功。

現在は本サイトやnoteなどで数学を用いた節約法を発信中。

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