「マイホームを買うのは人生最大の買い物」と言われますが、
数学的に見ると、家そのものよりローンの金利のほうが高い買い物になることが多いです。
例えば…
| 家の値段 | 3,000万円 |
| 金利 | 1.5% 固定 |
| 返済期間 | 35年 |
この条件で住宅ローンを組むと…
総返済額:約3,950万円(利息 約950万円)
家本体より利息だけで約1/3も余分に払う計算になります。
つまり、
「家を買う」=「金利に人生を買われる」危険性あり
だからこそ、住宅ローンは数学的知識が最大の武器になるのです。
金利は1%違うだけで何百万円も変わる
同じ条件でも金利が1.5%→0.5%になるだけで…
| 金利 | 総返済額 |
|---|---|
| 1.5% | 約3,950万円 |
| 0.5% | 約3,300万円 |
→ 約650万円の差!
たった1%が家電10台分
旅行50回分
子供の学費丸ごと分変える
これこそ「複利の力」。
投資では味方ですが、ローンでは敵になります。
実体験:繰り上げ返済で150万円差が出た
私の知り合い(30代夫婦)の例:
- ローン残高:2,500万円
- 金利:1.3%
- 返済期間:35年
頑張って毎年20万円ずつ繰り上げ返済。
結果…
金利削減効果:約150万円
返済期間:約3年短縮
※35年ローンは序盤のほとんどが利息なので、
「最初の10年に返す」が一番効くのです。
“元利均等返済”は実はトラップ
ほとんどの住宅ローンは「元利均等返済方式」です。
| 支払い内訳 | 序盤 | 終盤 |
|---|---|---|
| 元金 | 少ない | 多い |
| 利息 | 多い | 少ない |
序盤は利息ばかり取られる仕組み。
だから初期の繰り上げ返済が効くのです。
逆に後半で繰り上げても、金利がほとんど減らず効果薄。
35年ローンの数学的デメリット
| デメリット | なぜ? |
|---|---|
| 総返済額が膨らむ | 利息の複利が増える |
| 序盤の利息が重い | 返済内訳に偏り |
| 人生イベントと重なる | 教育費ピークと衝突 |
数字上は
“一生支払い続ける”設計になっている
数学で導く “最安返済戦略” 5つ
結論から言います👇
払う金利をいかに減らすかが勝負
✅ もっとも利息削減効果の高い順
| ランク | 対策 | 理由 |
|---|---|---|
| SS | 繰り上げ返済(序盤) | 元金を短期で減らす |
| S | 金利交渉・借り換え | 金利1%低下=数百万円削減 |
| A | ボーナス併用は極力しない | 利息計算上は損しがち |
| B | 固定金利か変動金利か試算 | リスク×期待値管理 |
| C | 返済期間を短く | 月々きついが総額減少 |
金利1%低下でいくら得する?(試算表)
| 借入額 | 金利 | 35年総返済額 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 3,000万円 | 1.5% | 3,950万円 | 基準 |
| 3,000万円 | 0.5% | 3,300万円 | −650万円 |
→「借り換え」で一撃大逆転可能
数学に強い人はまっ先に金利に注目します。
変動金利は危険?数字で判断せよ
変動金利は「運ゲー」ではありません。
| 金利 | 月返済額 | 総返済額 | 未来リスク |
|---|---|---|---|
| 変動金利 | 低い | 低い | 高い |
| 固定金利 | 高い | 高い | 低い |
ポイントは
10年で金利2%上がると地獄を見る
未来リスクも数値化して比較しましょう。
住宅ローンは“投資”で対抗できる
金利1.5%で借りて
年5%で資産運用できたら…
利益 − ローン利息
→ 差額で資産が増える
貯金だけは逆に損する。
まとめ:家は「買い方」で200〜600万円差が出る
今日の重要ポイント👇
| 要点まとめ |
|---|
| 金利は1%差で600万円以上変わる |
| 元利均等は序盤の利息負担が重い |
| 繰り上げ返済は序盤が最強 |
| 借り換えは数百万円節約になる |
| 住宅ローンは数学で勝てる |

